華強北（フアチャンベイ）の現状

華強北（フアチャンベイ)には7年前からお客様を幾度となくご案内してきました。今は7年前と比べ大分変わりました。7年前は人がごった返していましたが、今はアリババ、タオバオ等のネットショップがここ数年で急激に台頭してきて、リアル店舗は窮地に立たされています。そのリアル店舗がなくなって来ているのは不動産の高騰と関係があります。中国政府はすでに崩壊を始めているバブル崩壊を防ぐためにお金をジャブジャブ状態にしていて、バブル崩壊を防ぐために更にバブルを大きくしています。不動産価格は下がらない神話があるので、中央銀行によって刷られた大量の紙幣は当然の如く不動産へ流れます。そして当然の如く不動産価格は軒並み高騰しています。華強北の店舗もその影響を受け年々家賃は上昇、お客はネットショップにとられて、売り上げは落ちる一方というダブルパンチ状態です。こういう状況のため、実力がない所は淘汰されてしまい、今リアル店舗を出せている所は実力がある所だけであります。全盛期の華強北を知っているので、今の閑散とした華強北の市場を歩くと寂寥感に苛まれます。